言霊 -8ページ目

【sora】


失敗しちゃった
世間は厳しい
悔し涙は見せたくない

一人で泣いた
誰にも見られないところで
声を出して泣いた

涙の奥に空が見えた
綺麗な青に
ふわふわ白が飛んでいる

心がぎゅっと小さくなって
少しのことでパンクして
辛いことしか感じなくなってた

忘れちゃいけないことがあるんだ
目の前だけの狭い視野で
どんなに頑張っていたって
見落とすに決まってるんだ
こけちゃうに決まってるんだ

上を見上げれば
空が広がってた
雲が動いてることも
忘れかけていたよ

道の隅っこ
たんぽぽ咲いてた
小さな命が生きてることも
忘れかけていたよ

みんな生きてる
みんな頑張ってる

その中のひとつが自分なんだよ

忘れちゃいけないことがあるんだ
さいきん
空を見上げた?

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生きてる貴方にささやかなプレゼント・・・

著者: クリスチャン・バルム, ヤン・アルテュス=ベルトラン, 清水 玲奈
タイトル: 366日空の旅―かけがえのない地球
アーティスト: 姫神, 星吉昭
タイトル: 久遠の空~風の縄文II~
アーティスト: シャ乱Q, まこと, つんく
タイトル: 空を見なよ

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【走り書き】

まるで
忘れてしまわないように
メモをするかのように
走り書きされた
「すき」って文字


べつに
誰に見せるでもなく
さりげなく
そこに置かれた1枚の紙切れ


誰に伝えたかったんだろう
誰が受け取るはずだったんだろう


今ごろ
あの言葉の入った紙切れは
どこを彷徨っているだろう・・・




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恋をしたことのある貴方へ・・・プレゼント

アーティスト: Jungle Smile, 高木郁乃, 芹沢類, 吉田功, 小森茂生
タイトル: 片思い
著者: ユ ミンジュ
タイトル: 永遠の片想い
タイトル: 永遠の片想い

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【それでも】



いつか ここから離れて
大人にならなきゃいけないって
誰もが通る そんなことが
私は嫌い

むじゃきなままの
小さな花に愛をそそげる
大きな月に うさぎがいると
白い雪は 妖精だと
思える 子どもでいたいのに

大きな空に囲まれて
広い草原に身をまかせ
優しく風が私をなでる・・・
心が汚れていくのが嫌なんだ

叶えたい大きな夢
きっと手に入れたら輝きは
いつか色あせていく
夢の先にある この世の醜さを
私は知りたくないだけなんだ

だけど 私はもう
ここに生まれてしまったから
引きさがれない
疲れきっても また立ち上がって
最期まで 生きるけどね

それでも・・・
むじゃきなままの
小さな花に愛をそそげる
大きな月に うさぎがいると
白い雪は 妖精だと思える
そんな 心のままでいたかったんだ
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まだ夢を忘れていない天使な貴方へ…プレゼント


著者: エリック カール, もり ひさし
タイトル: パパ、お月さまとって!
著者: 潮風 海美
タイトル: 月うさぎ
アーティスト: 奥井亜紀, 井荻麟, 菅野ようこ, 岩里祐穂
タイトル: 月の繭

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【発明】

「すごいぞ、水野くん!!」

「やりましたね、博士!」




「ついに未来に行ける機械が完成だ!これで未来に行けるんだ!」

「さっそく行ってみましょう、何年後にしますか?」

「そうだな、一年や二年じゃあまり変化がなくて分からんかも知れんから、

  びゅーっと30年後くらいに行ってみようじゃないか。」





ピ・ポ・パ・ポ。





「設定完了しました!さぁ、出発です。」


ピラリラピラリラポポポポブンブンビューーーーーーーーーーーン。





・・・・・





「おぉ!着いたぞ!ここが未来か。試しに何年か聞いてみよう。いけ、水野くん!」

「はい。・・・えぇ~すみません。今は何年ですか?おぉ~2130年!!

博士やりました!ちゃんと30年後についています。」

「おぉ!完璧だっ!これを学会で発表すれば、私は・・・・」
「は・博士!!大変です」


「なんだ。うるさいな、私は今ノーベル賞を取ったときのことを考えておったのに」



「未来にいける機械としては完璧ですが・・・過去に戻ることができません・・・。」
(;゚д゚)ァ....
                              ~糸冬~
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貴方の小さなアイディアがお金に?!…なプレゼント

著者: 田口 元
タイトル: アイデア×アイデア
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【出会い】

あんなやつ嫌いだ!
そう思う人も
あの人大好き!
そう思う人も

すべての出会いに
無駄なんてないはず

大きくなるために
貴方に出会って
成長するために
あの人に出会って

どんなに嫌いだって思う人でも
必ず己に影響を与えてくれる

一生接点なく生きていく人も
世の中には あふれてるんだから

出会いって
本当は必然なのかもね

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運命の出会いを信じるあなたに・・・そっとプレゼント
著者: 中谷 彰宏
タイトル: 出会い運が開ける50の小さな習慣

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【いちにち】


部屋から出れば
私の姿は人として映り
まわりに溶け込み 同化して・・・

捨てることの出来ない
この姿を ひきずって行くのでしょう

幻のような時間を飛び越えて
私がいまここで存在してることを

そう まだ 知らない
あの頃の私も  誰も・・・

歩けど 歩けど 道はつづき
ぞろぞろと連なる人の列は果てない

ふと道をはずれて
わたしは 家路に着く
溶けるように人の姿を消して
また・・・・眠る

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【たからばこ】


昔 宝箱に入れて大切にしまっておいたモノ
あれが今必要なのに・・・

どこにいっただろう?
宝箱が見つからない

大切にしているものほど
誰にも見つからないように
誰にも持って行かれないように
深く深く隠してしまう・・・

そして いつも
自分まで見つけられなくなってしまう

今 宝箱に入れて大切にしまっておいたモノ
あれが 必要なのに・・・

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【フレグランス】


吐き出すように泣いて
言葉も出ないくらい
なにが欲しいのだろう

君が残した貝殻も
君が造った万華鏡も
なにもかも捨てられない

枕に染みついた
君の残り香を抱いて
今日も眠れないままで

わたしなら大丈夫だからと
笑って君を見送って
後悔なんてしないつもりでいたよ
こんなに苦しいこと分かってたら
意地でも君を離さなかったのに・・・

君が好きだと言った
彼岸花も今はもう
枯れてこの手すり抜け

君の腕のぬくもりも
君の優しい笑い声も
いつか忘れてしまうの

いつもしてた香水
半分残ったままで
部屋に広がって消えない

したいことしていいよと
笑って君を見送って
君が幸せなら私も幸せ
そうなると信じていたから
離れたら共有できないのね

きっともう戻って来ない
君をこの香りの中で待つの?

わたしなら大丈夫だからと
笑って君を見送って
後悔なんてしないつもりでいたよ
こんなに苦しいこと分かってたら
意地でも君を離さなかったのに・・・

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事故・事故・事故の連続。

詰め込みすぎなんじゃないかな
最近の・・・特に日本は。

色んな事をぎゅうぎゅう詰めにして
右にも左にも上にも下にも
融通が全くきかない状態にしてると

少し間違ってはみ出してしまった時に
綺麗に詰められてた物がはじけて
中身がぐちゃぐちゃになっちゃう。

余裕があれば
一つのことが急に不規則な動きをしても
柔軟に対応できるんだろうになぁ。

ここまで来てしまったら
昔のようには戻れないのかな?

古き良きものがどんどん排除されて
便利だけど危険なものが入ってくる

大切にされなきゃいけないものが
だんだん伝えられずに消えていく

本当に大切なものが何か
忘れかけてるような気がする

【かまぼこ】





(あ、月が半分だ…)



私が歩くと ついて来る。
どこまで歩いても歩いても・・・。


ずっと月と歩いていたら
おばあさんとぶつかってしまった。



「すみません。」



そう言った私をじぃっと見つめたのち
すぅっとおばあさんは歩き出した。


一歩・二歩・三歩・・・

そこで立ち止まって、
振り返らないままおばあさんはこう言った。



『みんなとは言わん、でも・・・半分は月の子じゃて。』



「・・・え?」




『ふふん・・・。』




そう鼻で笑っておばあさんはまた歩き出した。
ゆっくりゆっくり歩いて
先の曲がり角を曲がって、見えなくなった。




【・・・半分は月の子・・・】





・・・・・・・・・・・・







どれくらい立ち止まっていただろう・・・

私もまた歩き出した。


そして、また月と一緒に帰り始めた。
前も見ずに 夜空の月を見上げながら。


半分の・・・




アーティスト: 諫山実生, 湯川れい子, 安部潤, 内池秀和
タイトル: 月のワルツ (CCCD)


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